「IoT」という言葉、最近耳にすることが増えたのではないでしょうか。聞いたことはあるけど詳しくはわからない、今さら聞くのも憚られる、なんて人も多いように感じます。そこで今回は「IoT」の基礎と3層構造の仕組み、「IoT」のクラウドサービスについてご紹介します。働き手が不足している現代で、すでにIoTを有効活用している人や企業も多く、今後もさらに広がっていくことが予想されますので、しっかりと理解を深めていきましょう。

 

IoTとは

「IoT」(アイ・オー・ティー)は「Internet of Things」の略語として使用されています。「Internet of Things」は「モノのインターネット」と訳すことができ、その言葉の通りコンピュータなどだけでなく、あらゆるモノとインターネットを接続することで情報やデータを蓄積したり、何かを操作したりすることが出来る仕組みです。

 

スマートフォンの普及によって、スマートフォンを起点にしたIoTが広まりつつあります。私たちの身近にあるスマートフォンを起点としたIoTでいうと、例えば「スマート家電」などが挙げられるでしょう。自宅の電気やエアコン、オーブン、冷蔵庫など、あらゆるモノ(家電)をインターネット接続することで、自宅に居なくてもスマートフォンで家電を操作することが可能になります。

 

また、センサーを取り付けたカメラを自宅に設置することで、留守中のペットの様子や高齢者の見守りなどができるサービスも広く普及してきました。

 

IoTの3層構造

 

IoTの構造は「デバイス層」「エッジ・コンピューティング層」「クラウド・コンピューティング層」の3つに分類されます。

 

「デバイス層」は主にセンサーなどが付けられたモノをいい、データを収集してネットワークに送信します。「エッジ・コンピューティング層」ではデバイス層から送られたデータの処理を行い、「クラウド・コンピューティング層」ではエッジ・コンピューティング層から送られた情報を解析したりアプリケーションを実行することが可能です。

 

注目のIoTクラウドサービス「AWS」

 

IoTのクラウドサービスの中でも代表的なサービスに、「AWS」というプラットフォームがあり、インターネット人口が多い現代では大きな注目を集めています。

そもそも「AWS」とは何かというと、「Amazon Web Service」の略称でAmazonが提供している「クラウドコンピューティング」の総称です。クラウド市場では世界的にも圧倒的なシェアを誇ります。

 

クラウドコンピューティングの仕組みというのは、他社提供のシステムをインターネット経由で仮想的に利用できる仕組みのことを指しています。AWSでは「データ保存」「サーバ構築」「データベース機能」「専用線の構築」「セキュリティ対策」などの機能を提供しており、多種多様なサービスを低コストで利用できることがメリットといえるでしょう。

逆にAWSのデメリットといえば、メニューが豊富であるが故に、自身に必要なサービスを選定したり設計にある程度の知識が必要になるところでだとも言われています。また、従量課金制であるため、かかるコストが変動的であるということもデメリットとしてあげられるかもしれません。

 

AWSの仕組みがいまいち理解できない、という方は「AWS無料利用枠」を利用することでAWSのプラットフォーム、製品、サービスを無料で体験することができます。一度無料枠で利用し、実際に体感してみることをオススメします。

 

IoTゲートウェイと、そのシェアは

IoTゲートウェイとは、IoTの端末(センサー)とクラウド(サーバ)がデータのやり取りをする際に中継の役割をする機器のことです。いわゆるルータのようなものと言えば分かりやすいでしょうか。ゲートウェイを通すことで、サーバや回線への負担を軽減することができます。3層構造でご紹介した「エッジ・コンピューティング」という概念によく似ていますが、メーカーや機能などで呼び方が変わってきます。

 

また、IoTゲートウェイにおいて、高いシェアを誇っているのがサン電子株式会社という企業になります。同社のゲートウェイである「Rooster GXシリーズ」は評価も高く有名です。サン電子株式会社は、その他にも最短7分でIoT化が実現できるIoTセンサー「おくだけセンサー」も発表しています。「おくだけセンサー」はIoTに必要なものをすべてパッケージしたソリューションであることも特徴です。

 

IoTとAIの関係について

ここまで、クラウドとIoTについてご紹介をしてきましたが、そのIoTと切っても切り離せない関係にあるのがAIです。

AIというのはご存じの通り「人工知能」のことを指しています。人間の脳にあたる部分をコンピュータで再現したものです。AIは大量のデータの処理を高速で繰り返し、そのパターンや特徴から自動的に学習していくことができます。

 

IoTの発達により、私たちは大量のデータを短時間で収集することができるようになりました。そしてこれが、AIの発達によって分析・活用されていくことになります。その処理を支えているのがクラウドであり、これらの連動した動作が非常に重要であると考えられているのです。

 

現在もこのようなIoT・AI・クラウドを連動させた流れは確立されつつあり、すでに多くの分野でさまざまな活用方法が生み出されています。そして、これは今後さらに拡大していくのは間違いないと言っていいでしょう。

 

まとめ

IoTの基礎から、話題のIoTクラウドサービス「AWS」、IoTとAIの関係性などについてご紹介しました。IoTはいつの間にか、私たちの生活の一部として普及してきていることが分かっていただけたと思います。企業の業務効率化・人材不足解消、または日常の生活をより便利にするために、今後さらにIoT(クラウド)の存在は必要不可欠になるでしょう。企業としては、IoTを利用したサービスや商品を開発することは大きなビジネスチャンスにつながります。この機会に、IoT・クラウド・AIなどへの理解を深め、自社でのIoT導入を検討してみるのはいかがでしょうか。